ニコニコ学習塾3期目。1時間目を「基礎特化クラス」に変える理由と、各クラスのこれから
こんにちは、ニコニコ学習塾のゆうです。
今日は、ニコニコ学習塾の 1時間目 について、少し詳しくお話しさせてください。すでにお伝えした部分もあるかと思いますが、伝えきれなかったこともあるかなと思いますので、改めてどういう経緯で、1時間目をどうしていくのかというところをまとめてみました。
お時間のある時にでも読んでいただけると嬉しいです。
まずは感謝を
2024年にスタートして、2025年、そして2026年──気づけばそろそろ3期目に入ります。
ここまでたくさんのお父さん、お母さん、そして子どもたちの笑顔に支えられて運営を続けることができました。本当にありがとうございます。
うちは職員が2人しかいない少数精鋭の塾でして、お父さん・お母さんにたくさんご協力いただいているからこそ、ここまでやれてきたなと本気で思っております。大変助かっています。
1時間目を「基礎特化クラス」にします
この3期目に関して、1時間目(9時〜10時)を「基礎特化クラス」 という形に変えていこうと考えています。
2年間の反省から見えたこと
2年間の塾運営の中で、良い部分もたくさんありました。成功体験もたくさんあるし、かなり伸びたなという子どももいます。
ただ、良いことだけではなくて、うまくいかなかったこともありました。その中で一番大きな反省は何かというと、伸ばしたい子どもたちを、十分に伸ばしきれなかった という部分です。
たとえば計算で言うと、うちの塾では100マス計算をよくやっているんですが、年間を通して取り組んだにもかかわらず、25マスですら厳しいというお子さんもいます。
5+5までは指で数えられるけど、5+6になったら諦めてしまう。そういう現実がある。
もちろん、その子たちが悪いわけではありません。本人たちの知的レベルにこちらが合わせきれていなかったという面もありますし、月に3回しかない塾でやれることには限りがある。
自分なりにやったつもりではあるんですけど、それでもやっぱり足りなかったなと感じています。
「切り捨てたくない」という思い
同じクラスの中でも、基礎をクリアして先に進んでいる子と、そこに留まっている子がいると、レベルの差は広がっていきます。このまま同じやり方で進めていくと、なかなか進めない子を結果的に「切り捨てる」ことになってしまうんじゃないか。そう感じたんですね。
僕は習い事全般に対して、嫌だったら無理して続ける必要はないと思っています。
特に発達障害のある子には、自分のやれることをしっかり伸ばして、もう一度やりたくなったら戻っておいでと伝えたい。
でも、もう少し深く見ると、「やりたいんだけど、やれない」という子どもたちもいて、今のやり方ではそこをサポートしきれていない。
だからこそ、本当に基礎的な内容だけに特化するクラスと、それ以上に進めるクラスをきちんと分けよう と決めました。
また、新しく入ってくる子どもたちは、既存の子たちよりも学力が低いことも多いので、その子たち向けにしっかり基礎を固められるクラスがあった方がいい。
そういう意味でも、1時間目の「基礎特化クラス」が必要だなと考えています。
基礎特化クラスで何をやるのか?
「基礎」という言葉は大事なんですが、どこまでが基礎なのか曖昧になりがちですよね。今回はここを明確にしたいと思います。
算数:足し算・引き算を中心に
四則演算の中でも、特に 足し算と引き算 に集中します。できる時は掛け算(九九)にも取り組みますが、まずはこの2つをスムーズに計算できるようになることが最優先です。
具体的な目標としては、100マス計算をだいたい10分くらいで解けるようになること。最初は10マスや25マスからのスタートになるかもしれませんが、ここをしっかり固めたい。
割り算に関しては一旦手放します。できるようになったら次に進めばいい。
やはりこの足し算・引き算がしっかりできないと、学校で出てくるちょっと難しい計算や、掛け算・割り算を解くことがほとんど不可能に近くなってきます。
だからこそ、まずここで自信をつけてほしいと思っています。
国語:漢字に集中し、文章読解は一旦外す
うちの塾は基本的に「文章読解」「漢字」「計算」の三本柱でやってきましたが、基礎特化クラスでは 文章読解を外して、漢字と計算の2本柱 でいきます。
これには理由があります。今年2月に漢字検定を試しに受けてみたんですが、多くの子が挑戦してくれて、本当に頑張ったなという印象です。
お父さん・お母さんもすごくサポートしてくださったんだろうなと感じています。
その過程で実感したのは、漢字が読めるようになると、文章自体もスラスラ読めるようになる ということ。
逆に言えば、ひらがな・カタカナ・漢字、あるいは拗音、濁音がスラスラ読めない段階では、文章読解をやっても読むだけで限界が来てしまう。
英語で言えば、英単語を知らないのに英文を読もうとしているようなものです。だからまずは「単語」にあたる漢字をしっかりやっていく。
文章読解はその先の段階として、他のクラスで取り組んでいければと思います。
療育的な要素も取り入れる
基礎特化クラスでは、学習支援の観点に加えて 少し療育的なアプローチ もブレンドしていきます。
具体的には、視覚的な提示物を増やすこと、そして 毎回のレッスンの流れを固定すること。これはいわゆる「構造化」の考え方です。
同じ流れを繰り返すことで脳への負荷を下げながら、内容そのものの理解を深めていく。
固定化しすぎると般化(いろんな場面に応用すること)が難しくなるという面もあるんですが、基礎がしっかり身につかないと般化もできません。
まずは一つひとつ固めていくことを重点的にやっていきます。
基本的に1時間目は、僕が内容を決めて、同じことをしっかり身につくまで繰り返す。そういうスタイルで進めていきます。
1時間目はこんな方に向けたクラスです
はっきりお伝えすると、1時間目の基礎特化クラスは以下のような位置づけです。
- これからうちの塾で頑張るための 基礎土台をしっかり作りたい お子さん
- 1年間頑張ったけれど、なかなか伸びきれなかったお子さんが 「今度こそ」 伸びるために
- 知的に課題がある場合 や、発達課題が重めで勉強が難しい場合 のサポート
- 新しく入ってきた、年齢の低いお子さんが まず基礎を学ぶ場 として
勉強ができないのは、本人たちが悪いのではありません。こちらがどこまでサポートできるかが重要だと思っていますので、そのための1時間目として位置づけさせていただきます。
2時間目〜5時間目はどうなるの?
2時間目以降は、基本的に今までと大きくは変わりません。「文章読解」「漢字」「計算」の三本柱を総合的にやっていく形です。
ただ、1時間目との違いを少し整理しておくと──
1時間目(基礎特化クラス) は、10マスや25マスの計算からスタートして基礎を固める。僕が内容を主導して、毎回同じ構成でじっくり取り組む。
2〜5時間目 は、マス計算で言うと、50マス以上、基本的には100マスからスタート。本人たちの苦手なところや伸ばしたいところを一緒に考えながら、それぞれに合わせて進めていくクラスです。
それと、最近どのクラスも子どもたち同士の仲が良くなってきて、チームワークができてきたなと感じています。以前は目を離すと何するかわからない、なんていうこともありましたが、そういう傾向がだいぶ減ってきました。
なので、特に2時間目・3時間目あたりでは、以前やっていた ゲームの時間をちゃんと取る ことも考えています。「40分間はしっかり集中する。そのあとは好きなことをやろう」という流れにできたらいいなと。
やっぱり、何かがもらえるから嬉しい、目標があるから頑張れる、悔しい──悔しいだって悪いことじゃないですよね。感情が動く体験 を、子どもたちにはたくさんしてほしいなと思っています。
おわりに
一応、契約更新については3月中に提出となりますが、契約更新時は「1時間目」だけど、すごく学力が伸びたから、他の時間にする。もOKです。
わからないことや気になることがあれば、「先生に相談」からメッセージをいただければすぐにお返しいたしますので、お気軽にどうぞ。
1時間目を検討されている方は、今回お話しした内容をふまえてご検討いただけると嬉しいです。
今後もニコニコ学習塾をよろしくお願いいたします。
皆様、良きニコニコライフを。

